葬儀 弔辞孫から祖父へ
お祖父さんが亡くなる半年前体調が良かった時に私に、おばさんとの
馴れ初めを話してくれましたね。
お祖父さんは3回目のお見合いだったそうで「歳のわりには落ち着いた女性だなぁ」とおばさんをみての第一印象をはなしてくれました。
お祖父さんは農家の次男なので「分家になっても財産がないので苦労を
かけるかもしれないが嫁にきて欲しい」とプロポーズしたそうです
苦労すると分かっていて嫁いできてくれたおばあさん。
話しのさいごに「この結婚が良かったのか悪かったのか分からないけど、やっぱり苦労をかけてしまったなぁ」としみじみ話してくれましたね。
その話しの2.3日後、体調を崩して入院。 1週間くらいで少し
元気になってご飯を食べていたとき、かすれた声ではあるけれど昔と
同じようにおばあさんに向かって怒っている姿をみて少しわらえちゃったよ
病床についてもそこはかわらなかったね。
でもあの時の会話から、いろんな事を綴った雑記帳の記録やしたためていた
短歌や俳句から おばあさんへの感謝の気持ちが伝わってきて嬉しかったよ。
「お前には苦労ばっかり済まぬぞよ
ゆっくり来いよ 黄泉で待ってる」こんな歌が残っていました。
社交的な割りには家では無口な事が多かったお祖父さん。私達には何を
考えているか分からない事も多かったけど優しくてかわいらしいところ
のあるおじいさんでした。
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